業務を効率化するコツ
記録時間を劇的に減らすコツ
スマホ端末を導入する最大のメリットは、場所を選ばずにその場で入力ができるリアルタイム性にあります。これまでは、検温や処置が終わった後に一度メモ用紙に記録し、ナースステーションへ戻ってからPCに向かって改めて入力する、という二度手間が一般的でした。
しかし、スマホがあれば、ベッドサイドで患者とお話ししながら、あるいはケアの直後にその場でバイタルサインや実施入力を完結させることができます。後でまとめてやろうとすると、細かな経過を思い出すのに時間がかかったり、メモを紛失したりするリスクがありますが、記憶が鮮明なうちに数タップで済ませれば記録にかかる時間は劇的に短縮されます。この、「その場での即入力」を習慣づけるだけで、これまで多くの看護師を悩ませていた勤務時間後の記録残業も大幅に減らせるようになります。
スマホならではの機能をフル活用
PCでのカルテ入力はタイピングが基本ですが、スマホにはモバイル端末だからこそ使える強力な機能が満載です。その代表例がカメラ機能です。例えば、褥瘡や創傷の経過、皮膚の赤みなどは、文字で「〇cm×〇cm、やや発赤あり」と詳しく書くよりも、写真を1枚撮影してカルテに添付する方が圧倒的に正確で客観的な情報をチーム全体に共有できます。
そして、文字入力が苦手な方や両手が塞がっているシチュエーションでおすすめなのが音声入力です。業務の合間にスマホに向かって話しかけるだけで驚くほど正確にテキスト化されるため、一時的なメモとしても優秀です。
さらに、薬剤の誤投与を防ぐためのバーコードスキャン(3点認証)も、ベッドサイドでスマホをかざすだけで一瞬で完了します。安全性をガッチリ高めながら、作業スピードも同時にアップさせることが可能です。
ナースステーションとの往復削減
看護師の仕事はとにかく体力が勝負で、1日に何万歩も病棟内を歩き回ることも珍しくありません。スマホによる電子カルテは、そんな看護師の足腰の負担を大きく軽減してくれます。ポケットに端末が入っていれば、病室や廊下など、どこにいても他のスタッフが入力した最新の指示や経過、検査結果を確認できます。「あの患者さんの今日の指示、どう変わったかな?」と思ったその瞬間に、わざわざナースステーションのPCまで戻る必要がなくなるのです。
移動の往復が減ることで、時間的なロスがなくなるだけでなく、移動中に別のスタッフから声をかけられて作業が中断されるといったプチストレスも減少します。浮いた時間と体力は、患者さんとじっくり向き合うコミュニケーションや自分自身の貴重な休憩時間に充てて、心にゆとりを持って働きましょう。




